ニュース・コラム
News & Column(左から)一般社団法人日本エレクトロヒートセンター 三木俊也様、倉田令夫人、技術開発課課長 倉田征治、川合令夫人、代表取締役社長 川合誠治、常務取締役 近藤元博、中部電力ミライズ株式会社 赤坂千春様、月刊塗装技術 楯恒夫様
当社は、「省エネ化・脱炭素化に資する高出力・多用途赤外線カーボンランプヒーター」の功績に対し、公益財団法人 市村清新技術財団より、第56回(令和5年度)市村地球環境産業賞 貢献賞を受賞し、4月19日(金)に帝国ホテル東京にて贈呈式が行われました。
市村賞とは
昭和38年に紺綬褒章を受賞した市村清氏が創設した賞です。
わが国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をした技術開発者を表彰する伝統と権威ある賞であり、市村産業賞、市村学術賞、市村地球環境産業賞、市村地球環境学術賞の4分野が設けられています。
公益財団法人 市村清新技術財団 ホームページ
市村地球環境産業賞とは
今回当社が受賞した「市村地球環境産業賞」は、CO2の排出削減を中心とした地球温暖化に貢献があって、独創的・画期的な技術開発で世界的に見ても高い水準にあり、産業・社会の発展に先導的な役割を果たし波及効果が大きく期待できる技術・システムを対象に贈られるものです。
受賞対象
受賞した「オレンジヒート」は、超高純度炭素繊維を基材とした薄板を独自技術でフィラメントに加工し、石英ガラス管内に封入した次世代の赤外線カーボンランプヒーターです。エネルギー密度を高めることにより最高温度2,000℃まで設計ができ、従来到達できなかった熱領域の電化を可能にしました。
また、緻密な温度制御ができるため省エネ性が向上するとともに、独自特許技術のスリット加工により消費電力、発熱温度、発熱長、定格電圧が任意に調整可能であり、様々なニーズに応えることで脱炭素社会の形成と産業競争力の強化、利便性向上に貢献します。
現在、「オレンジヒート」は家庭、業務、産業用分野に留まらず、宇宙開発関連、蓄電池、燃料電池等の先端製品、先端材料分野の熱源としても採用されております。